久々の更新となってしまいました。

さて、 10月の訪日外国人数が発表されています。

2015年 訪日外客数 
(日本政府観光局ホームページより)


特に中国からの旅行者が増えているので、
中国人の数に絞ってデータを眺めてみました。

・訪日外客数(中国のみ)
 8月  9月  10月
 2015年   591,510   491,200   445,600 


最初見た時には、8~10月にかけて減少しているため
「中国の景気後退の影響が出ているのか?」と思いました。

が、過去の年度と比較すると、あることに気付きます。


 ・訪日外客数(中国のみ)
 8月  9月  10月  11月  12月
 2015年   591,510   491,200   445,600     
 2014年   253,802   246,105   223,214   207,462   189,973 
 2013年   162,288   156,201   121,335   101,940   96,572 
 2012年   190,254   121,673   69,713   51,993   52,336 
 2011年   102,640   112,493   106,174   92,154   79,688 
 2010年   171,503   137,333   106,237   68,385   60,493 


そう、訪日中国人の数は夏から冬にかけて減少する傾向にあるのです。
(2011年を除き、その傾向が顕著に現れています)

他の国を見るとそうでもないのですが、
なぜか中国だけ、その傾向が強く出ています。


よって、

・年内は訪日中国人の数は前月割れし続ける
・来年になったら再度増加傾向に転じる(ただし今年のように前年同月比1.5~2倍といった高い伸び率が続くかは疑問)

と予想します。


また、その一方でGDPや鉄道貨物輸送量の減少傾向が見られる等、
中国の景気向上が一服しつつあることも事実のようです。


これからのインバウンド投資は中国景気に敏感な銘柄を避け、
訪日外客数全体の上昇によって恩恵を受ける銘柄が向いているのではないかと思います。


例えばラオックス(8202)や大手デパートといった中国人による免税売上によって大きな影響を受けるところは避け、
航空会社やアドベンチャー(6030)といった中国に限らずインバウンドによる恩恵が受けられるところを選ぶ、とか。


ただこれらの銘柄は既に株価が割高水準になっているものがほとんどですね。。
その中でもまだ割安なものを探すか、割安水準になるまで待つしかありません。



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